フランス移動記

Salut! ホンダ学園の飯尾です。
またひとつフランス語を覚えました。サル―とは、出会いでも別れでも関係なく、挨拶として使う言葉だそうです。
ただ、日本語では「よう」といったイメージの単語らしく、使うのは同年代以下か仲良くなった相手だけにしておくのが賢明かもしれませんね。

昨日(1/28)ポールリカールサーキットでの整備を終え、本日29日はスタート地点であるモナコ公国にほど近い、エズ(Eze)という街に車組と電車組に分かれて移動をしました。

 

ラシオタからニースへ

旅の道のりはこのようになっています。

電車経路検索が出来なかったので車でのルートですが、雰囲気は大体同じです。

ラシオタ駅です。丁度改装中でした。

4日間お世話になったラシオタの地に別れを告げるのはこちら。

日本の駅とは違い、改札などは無く、ホームにある発券機でチケットを購入後、別の機械で電車発車2分前までに搭乗登録をしたらすぐに乗る事が出来ます。

検札方式は途中で車掌さんが来てチケットを確認する方式をとっていました。
とはいえ、日本の車掌さんが持っているアレを使っているわけでは無く、チケットに印刷されたバーコード又は事前予約をすると発行されるQRコードを提示し、それを機械で読み取るという方式でした。ハイテクです。

日本の車掌さんが持っているアレ。

少し前後してしまいますが、そんなこんなで電車が到着しました。

1つ目の車両の内装を取り損ねてしまったのですが、1車両当たり2人がけのシートが6列ほどと、対面になっているボックスシートが1セット有りました。

 

ラシオタ駅から乗換を行うトゥーロン駅まではおよそ30分。
電車が少し遅れて来たので乗り換えできるか多少不安ではありましたが、到着は予定時刻より3分ほど早かったので問題なく乗換が完了しました。

こちらからニース駅までの道のりはおよそ2時間かかる長距離ですので、2つ目の車両は少し雰囲気が違いました。

車両のドアから入ってすぐの廊下の様子です。

座席の様子。我々の乗った2等級の車両は全て4座席×2列のボックスシートとなっていました。

 

ニースでの街ぶら

と、ここまでの記事を作成したり車窓からの景色を楽しんだり読書をしているとニース駅に到着しました。

こちらの電車は乗客が扉を開け閉めする仕様となっているようで、扉に付いているこのレバーを”ouvert”の位置にするとドアを開けることが出来ました。

(”OPEN”と書いてもよかったのですが”ouvert”って書いた方が「俺フランス語分かんだぜ?」感が出るかなと思ったので…。)

さて、ニース駅には出入口にゲートが有りました。

チケットをタッチして機械にバーコードを読み取らせる様子

私も出ようとするものの、いくらチケットをタッチしてもゲートが開かない…。
もしやと思ってそのまま近づいてみたら普通に開きました(笑)
あの読み取り部のようなものは何だったんだろう… 🙁

駅から出てみるとカラフルなニースの街並みが青空の下に映えていました。

大きな観光地のようで、広い範囲に綺麗な建物や飲食店、物品店がありました。

 

ニースからエズへ

昼食をとり、お腹も満たされたところで今回の目的地であるエズ村へと向かいます。

まずはトラムと呼ばれる路面電車に乗るのですが、チケットが普通の電車とは違います。

 

トラムでバスターミナル近くの停留所に到着したらバスに乗り換えます。

EZE VILLAGE行きのバス発見!

 

このバスに乗るときのポイントがひとつ有ります。それは右側の席を獲得すること。

ドン!

ドン!!

ドン!!!

このようにエズへ向かう道では綺麗な景色を沢山見ることが出来ます。しかしそれはどこも右側。左側は山がそびえたっていて、そちらの景色も綺麗なのですが見どころは少ないです。

そんなこんなでエズに到着。

ここがまたすごいんです。

昼頃。
山の頂上付近には教会が有ります。

朝焼けがもう異常な美しさ

 

終わりに

いつもSNS等のいいねやコメントで応援してくださる皆様、大変有難く、また日々の糧にしております。
やってきたエズで1/30からレース前最後の仕上げを行いました。
10ヶ月かけて準備してきた今年のプロジェクトが成功するか否か、ここが重要であることは間違いありません。
またラリー本番についてもお伝えしたいと思います。

飯尾

飯尾

ホンダ学園一級自動車研究開発学科3年 ホンダ側副リーダー・情報処理部門 車に関わるこれまでの技術から未来の技術まで様々な知識や技能を習得していきたいです。